6週間のカンボジアインターンシップ体験談!費用や注意点なども詳しく紹介

 

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最近では、学生時代に海外ボランティアやインターンシップに参加する人が増えてきましたね。

この記事では、学生時代にカンボジアインターンシップ経験をした筆者が、現地でしたこと、インターンシップに参加する人が注意するべきことなどを紹介します。

この記事では上記のような疑問にお答えしていきます。

インターンシップ内容はスラムに住む子ども達に教育を

はじめに、私が参加したインターンシップの概要を紹介します。

期間

6月上旬から7月中旬、約6週間のインターンシップに参加しました。

インターンシップ

カンボジアの首都プノンペンにある「Advanced centre for empowerment(ACE)」というNPO団体のインターンシップに参加しました。

ACEはスラムの子供たちへ、教育(主に英語と衛生)を提供しているNPOです。

現地のカンボジア人大学生と、他の国からのインターン生が、子供たちに教育をしています。

私も例外なく、スラムの子供たちへの英語の授業をメインに、他にも様々なことをさせてもらいました。

詳しくはこの記事の「私のカンボジアインターンシップのプログラムを詳しく紹介」で書かせていただきます。

 

【実例】6週間のカンボジアインターンシップにかかった費用・内訳を詳しく紹介

ここからはカンボジアインターンシップにかかる費用について紹介します。

あくまでも一例ではありますが、ぜひインターンシップ計画の参考にしてみてください。

6週間のインターンシップにかかった費用の合計と内訳は、以下の通りです。

 合計約32万円

  • 参加費・海外旅行保険(8万円)
  • 航空券往復(6万円)
  • 宿泊費(2.5万円)
  • VISA(1.5万円)
  • 予防接種(8万円)
  • その他、現地での食費・旅費・交通費(6万円)

私の場合は予防接種にかなりお金をかけたので、予防接種がなければ24万円ほどでしょうか。

各費用項目について、もう少し詳しく紹介します。 

参加費・海外旅行保険(8万円)

参加費(インターンシップエージェントに支払った費用)は8万円で、その中に6週間分の海外旅行保険が含まれていました。

今回カンボジアへ行くのに、私が利用したインターンシップエージェントは「AIESEC」という学生団体です。

AIESECは世界126の国と地域に支部をもつ、世界最大規模の学生団体と言われています。

航空券往復(6万円)

航空券は、燃油サーチャージ込みで往復6万円ほどでした。

行く時期によって多少の差はあるかもしれませんが、6万円を相場として良いでしょう。

私が利用した航空会社は、キャセパシフィック航空です。

航空券代はそれほど高くないにも関わらず、パーソナル画面付きで機内食も美味しく、個人的にとてもおすすめです。

宿泊費(2.5万円)

インターンシップ先である「Advanced centre for empowerment(ACE)」の寮に格安で住まわせてもらっていました。

他の国から来ているインターン生と、6週間の生活を共にしていました。

AIESECを通してカンボジアインターンシップに参加する場合、費用はこれほどになりそうです。

予防接種(8万円)

カンボジア渡航するにあたり、必須の予防接種はありません。

ただし推奨されるものはいくつかあり、私はビビリなためたくさん打って行きました。

推奨される予防接種は以下の通りです。

予防接種は保険が適用されないため、かなり高額になってしまいます。

しかしカンボジアの衛生状況は日本と全く違います。

野良犬もたくさんいます。(狂犬病怖かった)

そのため、少しでも不安だなと思う方は、インターンシップに参加する前に打っておくことをお勧めします。

その他、現地での食費・旅行費・交通費(6万円)

毎日の食費は、朝昼晩合わせて3ドル~5ドルほどですみます。

もちろん観光客用のレストランやファストフード店などで食べると、一食5ドル~10ドルほどすることもあります。

ただ屋台や市場などで調達した食事や食材で料理をすれば、一食1~2ドルで済ませることができるでしょう。zz 

交通費もそれほど高くはありません。

移動をするときは基本的にトゥクトゥクを使用することになりますが、プノンペン市内・シェムリアップ市内の移動であれば、5ドル以上になることは滅多にないでしょう。

旅行はアンコールワットのあるシェムリアップと、ビーチのシアヌークビルへ、どちらもバスで行きました。

バス会社は「Giant ibis」を利用しました。

プノンペンシェムリアップ のバスは片道15ドル

プノンペンシアヌークビル のバスは片道13ドル

カンボジアの物価からすると決して安くはありませんが、バスはフリーWifiが使え、英語が話せるスタッフが同行し、快適です。

 

カンボジア滞在に必要なお金についてより詳しく知りたい方は「カンボジアの通貨は?現地の物価や滞在に必要な費用も紹介」の記事をご覧ください。

chiisana-shiawase.hatenablog.com

カンボジアインターンシップに必要な持ち物は?

カンボジアインターンシップに必要な持ち物を、必須・推奨に分けて紹介します。

必須な持ち物

まずは必須の持ち物です。

必須持ち物は現地で調達することが難しいものばかりなので、必ず日本で準備して行きましょう。

パスポート

期限に注意して準備しましょう。

ビザ

インターンシップに参加する期間、インターンシップ内容によって取得するVISAが変わってきます。インターンシップ先の人に、必ずどの種類のビザを取得するべきか確認しましょう。

また、期間によっては現地でビザの延長をする必要があるので、延長のための準備もしておきましょう。

航空券

なるべく、カンボジアの到着時間・出国時間が夜遅くならないフライトを取得しましょう。

海外旅行保険の保険証

いざという時に必要になるので、必ず持って行きましょう。

パスポート等、各種証明書のコピー

カンボジアではパスポートを紛失することも珍しくありません。
なぜならカンボジアで盗難に合う外国人は多いからです。
万が一に備え、必ず各種証明書のコピーは用意して行きましょう。

現金

カンボジアは現金社会です。

カードが使えるお店はほとんど無いと思っておいたほうがいいです。

カンボジアでは、ドルとリエル(カンボジアだけで使える通貨)の2種類の通貨を使うことができるので、あらかじめドルに両替をして現地に向かうことをおすすめします。 

カンボジアのお金・通貨について詳しく知りたい方は「カンボジアで使える通貨は?両替すべき場所・現地の物価なども紹介」の記事をご覧ください。

連絡手段の確保

グローバルWifi、又はSIMフリースマホを持って行くと良いでしょう。

カンボジアにはFreeWiFiスポットが至る所にあります。
その点では日本よりもかなり便利です。

しかし、慣れていない地でFreeWifiだけに頼って生活することは想像以上のストレスとなるでしょう。

グローバルWifi、又はSIMフリースマホを持参することをお勧めします。

カンボジアWifi事情についてより詳しく知りたい方は「カンボジアのWifi事情は?滞在日数別おすすめ通信手段も紹介」の記事をご覧ください。

推奨な持ち物

推奨な持ち物は、一部現地での調達も可能です。

ただ海外滞在にあまり慣れていない方は、日本から用意していく方が安心できるでしょう。

  • クレジットカード
  • 日焼け止め対策グッズ
  • 虫除けグッズ
  • 雨具
  • 海外用電源プラグ変換アダプター
  • インターンシップをする際に役立ちそうなもの

クレジットカード

お金が足りなくなってしまった時に、カンボジアでもお金がおろせるクレジットカードがあると安心です。

日焼け止め対策グッズ

カンボジアは日本と比べて、日光が強いです。

対策をして行きましょう。

虫除け

マラリア日本脳炎デング熱などは、蚊を媒介に感染する病気です。

インターンシップ中に入院することは、身体的にも精神的にも大きなストレスになります。

対策を怠らないようにしましょう。

雨具

こちらは時期によりますが、雨季(5月下旬〜10月下旬)にインターンシップに参加する人は準備が必要です。

ただ、カンボジアの雨季は日本の雨とは違い、一気に雨が大量にふるいわゆるスコールのようなものです。

洪水になって交通に支障をきたすことも多々あります。

傘よりもレインコートなどを用意することをお勧めします。

海外用電源プラグ変換アダプター

カンボジアと日本では、電圧が違います。

iPhoneの場合は電圧を気にする必要はありません。

しかしドライヤーなどは日本のものを使えないので、海外対応のものを持って行くか、現地で購入するようにしましょう。

カンボジアのコンセントは日本と同じ形のものが多いので、特に準備する必要はないでしょう。

インターンシップをする際に役立ちそうなもの

かなり抽象的に書きましたが、私の場合は「貧困の子供達への教育インターンシップ」だったので、簡単な英語のテキスト、シール、色鉛筆などを準備して行きました。

事前にインターンシップのプログラムをしっかり聞いて準備をして行くと、より実りのあるインターンシップになるでしょう。

私のカンボジアインターンシップのプログラムを詳しく紹介

次に私が参加したインターンシップのプログラムについて、紹介します。

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インターンシップ先「Advanced Centre for Empowerment]

 プノンペンにある、スラムの子供達に英語・衛生についての教育を提供しているNPOです。

現地でやらせてもらったこと

✢英語の授業(簡単なABCレベルのもの)

✢日本文化紹介(PowerPointで紹介したり、七夕したり)

✢衛生の授業(5S→整理・整頓・清潔・清掃・しつけ)

✢絵本の読み聞かせ

✢現地の大学生へインタビュー

✢子供達の頭洗い

✢音楽(リコーダーとベル)をACEの大学生に伝授

✢動画作成・動画作成方法をACEの大学生に伝授

✢ACEの業務/雑用の手伝い(掃除、訪問者への物品作りなど)

 

などなど、他にも行ったことはたくさんあります。

カンボジアインターンシップ参加までの流れ

カンボジアインターンシップに参加するまでの流れは以下のようになります。

参加したいと表明してから出国までの期間は、約2ヶ月半です。

  1. AIESECインターンシップに参加したいと表明・申し込み。
  2. AIESECの方と相談をし、インターンシッププログラムを決める。
  3. 日本のAIESECと面接、カンボジアのAIESECと面接。
  4. AIESECにお金を支払う。
  5. インターンシップの準備
  6. 出国

知っておきたいカンボジアの基本情報を詳しく紹介!気候、治安、物価、人など日本とは全然違う

カンボジアの気候は?雨季と乾季によって全然違う

カンボジアの気候は大きく2種類、雨季と乾季に分かれています。

雨季の時期は5月下旬〜10月下旬、私がインターンシップに参加したのは雨季でした。

雨季といっても、日本の梅雨のようにじっとりした雨が1日に渡って降り続けるというよりかは、スコールのように一日の夕方にザッと降ってカラッと止む印象です。

朝晩は少し冷え込むこともあるので、羽織れるものは必要かもしれません。

ちなみに、乾季の時期は11月上旬〜5月上旬です。 

カンボジアの治安は?夜の一人行動は厳禁!

治安は基本的によくありません。

アジアなので当然ですね。

しかしカンボジア内でも、都市によっても差はあります。

観光地のシェムリアップよりも、首都のプノンペンの方が治安は悪いです。

私はプノンペンインターンをしていましたが、夜の20時以降は絶対に一人で出歩かないようにしてました。

私が滞在していた6週間に、実際に起きたことを書かせていただくと、

6週間の間に3度も、他のインターン生が盗難の被害にあっています。

いずれもプノンペン市内で、夜トゥクトゥクに乗っている時に狙われたそうです。

彼女達はパスポートも、スマホも、お金も全て失ったそうで、とても落ち込んでいました。

女子の皆さんは特に、夜にカンボジアで一人行動することはやめましょう。

もし夜に外出しなければならない時は、必ず男の人と一緒に行動するようにし、くれぐれも自分の荷物には気をつけてください。

カンボジアの物価は?日本と比べてだいぶ安い

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カンボジアの物価はとても安いです!

特に食べ物はかなり安く、食費はかなり抑えられました。

例えば、屋台に売っているフライヌードル(焼きそば)はタッパーにいっぱいで100円-200円、スーパーで買う水は500mlで25円ぐらいのものもあります。

カンボジアの通貨は?ドルとリエルの2種類

カンボジアの通貨は、ドルとリエルの2種類です。

1ドル=112.95円(2018年11月24日のレート)

1リエル=0.028円(2018年11月24日のレート)

カンボジアでは、1ドル=4000リエルという認識で大丈夫です。

ドルはどこでも使えますがリエルはカンボジアでしか使えないので、帰国の際はなるべくリエルを消化したいところですね。

しかし現地の人はリエルをよく使っている印象があるので、観光客があまりいないような地に行く際は、リエルを使うと良いかもしれません。

カンボジアの人はどんな性格?優しいけど、日本人は騙されるので注意

私の印象で書かせてもらいますが…

カンボジアの人はとても真面目で親切です。

しかし観光に行くと日本人は騙されがちです。

私もトゥクトゥクに乗るさいに、本来だったら2ドルのところを10ドル請求されたこともあります。

カンボジアの言語は?覚えておきたいクメール語を紹介

カンボジアの言語は、クメール語です。

聞いたことがないという人も多いのではないでしょうか?

アンコールワットなどの観光地では英語が通じることはありますが、カンボジア人は教育をしっかり受けられていない人も多いため、英語が全く通じないことも多いです。

個人的に役に立ったのは「数字」を覚えておくことです。

トゥクトゥクの支払いの際などクメール語で料金を伝えられますが、その時に数字を知っているとかなりスムーズなことがあります。

以下、クメール語の1〜10を載せます。カンボジアインターンシップに参加する際は覚えて行くと良いでしょう。

1(モイ)

2(ピー)

3(バイ)

4(ブォン)

5(プラン)

6(プランモイ)

7(プランペイ)

8(プランバイ)

9(プランブォン)

10(ダップ)

 

カンボジアに滞在する前に覚えておきたいクメール語について詳しく知りたい方は「カンボジアで”ありがとう“は”オークン“他にも覚えておきたいフレーズ紹介!」の記事をご覧ください。

chiisana-shiawase.hatenablog.com

カンボジアインターンシップに参加して、私が得たものとは

カンボジアインターンシップに私が得た学び、

それは「スラムの子供たちに、将来少しでも良い世界を見てほしい」という想いが一番でしょうか。

そのためにも、まずは自分自身が自立した人になれるよう、仕事がんばります。

彼らの幸せが自分の幸せ、と言えるような人間になれるよう、がんばります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

カンボジアインターンシップに参加するにあたっての不安、少しでも解消されましたでしょうか?

皆さんがカンボジアインターンシップに参加し、多くの学びを得て無事に帰国することを、願っています。