カンボジアで使える通貨はリエル!両替すべき場所・現地の物価なども解説

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カンボジアはまだまだ発展途上の国であり、治安・交通・食生活など、日本と全く環境が異なります。

初めてカンボジアに訪れる方は、事前に現地の情報収集をすると安心ですね。

この記事では、カンボジアのお金にまつわる事情について皆さんに紹介します。

✔︎カンボジアで使える通貨は何?
✔︎お金をどこで、どれくらい両替するべき?
✔︎現地の相場ってどれくらい?
✔︎初めての地で金銭トラブル起きないか心配…

上記ような疑問・不安を共に解消し、カンボジアでのお金の使い方や注意点・現地の相場などの知識をしっかり習得しましょう。

カンボジアで使える通貨は「ドル」と「リエル」

カンボジアで使える通貨は2種類、「USドル」と「リエル」です。

リエルはカンボジア1カ国のみで使われている通貨で、カンボジアでしか手に入れることができません。

ただカンボジアでは、ほとんどの場所でドルとリエルの両方を使うことができます。(筆者が実際に行ったときは、ドルで支払い、お釣りはリエルで返ってくることが多かったです。

そのため両替する際は、円→ドルにすれば問題ありません。

またリエルはカンボジア国内のみでしか使えず、国外での両替もできないため、できるだけ旅行中はリエルが残らないようにした方が良いでしょう。

レートは1ドル=4000リエル=約110円

カンボジアでは1ドル=4000リエルとして使われています。

レートとしては1ドル=108円=4000リエルとなりますから、一円あたり約37リエルです。(2019年2月1日時点)

リエルは全部で11種類

リエルは全部で11種類あります。

・50リエル

・100リエル

・200リエル

・500リエル

・1000リエル(=0.25ドル)

・2000リエル(=0.5ドル)

・5000リエル(=1.25ドル)

・10000リエル(=2.5ドル)

・20000リエル(=5ドル)

・50000リエル(=12.5ドル)

・100000リエル(=25ドル)

私が旅行中によく使用したものは、500リエル~10000リエルです。

例えば、屋台で焼きそばを食べると大体5000リエル(1.25ドル)ほどでした。

カンボジア旅行にかかる費用相場・現地の物価

カンボジアに行く際、一体いくら現金を持っていけば良いか悩まれる方は多いのではないでしょうか。

基本的に、カンボジアの物価は日本と比べるとかなり安いです。

この章ではカンボジアの物価と、4泊5日旅行に行くと仮定した時に現地で約いくら必要かを皆さんに紹介します。

アンコールワット周辺に3泊4日すると約10万円弱

アンコールワット遺跡群で有名なシェムリアップに3泊4日すると仮定した時に、必要になるであろう費用は以下の通りです。

あくまでも目安ではありますが、参考にしてみてください。 

項目

料金

内訳・詳細

飛行機代往復

約7万円

航空会社によって料金は変わりますが、7~10万円が目安でしょう。

ビザ

4,300円

観光用ビザです。料金は変わる可能性があるので、最新情報はカンボジア大使館に電話で問い合わせをしてみてください。

宿泊代金(3泊)

15,000円

1泊5,000円×3=15,000

ホテルは安いところだと一泊1,000円で泊まることができます。

安い割に綺麗なところも多いので、貧乏旅行をしたい人には嬉しいですね。

もちろん一泊一万円ほどする高級ホテルも中にはありますよ。

食費(朝・昼・夜)×3

5,000円

一食安くて3ドル、高くて10ドルほどです。

現地の人が食べるような屋台の食事であれば、一食1ドルでも済ませられます。

交通費(4日分)

2,000円

シェムリアップの観光で栄えている地域のみであれば、トゥクトゥクで片道2ドルほどで移動できるでしょう。

トゥクトゥクを使用する際はアプリのダウンロード必須です。後ほど詳しく紹介します。)

アンコールワット入場料1日分

37ドル

3日分だと62ドルです。(カンボジア人は無料ですが、外国人観光客はそういう訳にはいきません)

お土産代

1万円(個人による)

こちらは完全に個人によります。

現地のスーパーなどでは安く買えますが、空港やシェムリアップの日本人向けのお店では日本の相場と同じぐらいです。

観光するとき参考になる物価

次に観光する際気になる、食事と交通費の物価について紹介します。

食費

日本と比べるとかなり安く食費を済ますことができます。

現地でよく見られる食べ物とその価格相場は以下の通りです。

・フランスパンのサンドイッチ→屋台約1.5ドル、レストラン約3ドル
・フライヌードル(焼きそばのようなもの)→屋台約2ドル、レストラン約4ドル
・チキンライス→屋台約2.5ドル、レストラン約5ドル
実際一回の食事は安くて1.5ドル〜3ドル、観光地などで少し奮発して5ドル〜10ドルを目安にすると良いでしょう。

交通費

現地での移動手段は基本的にはタクシーかトゥクトゥクです。

配車アプリを使用すると現地でぼったくられることもなく、移動もスムーズにできます。

配車アプリについての詳しい説明は、この記事で後ほど記載します。

タクシー、トゥクトゥクの種類によって価格は変わり、以下の通りです。

①Classicタイプの車:5,000リエル(約1.25ドル)〜
SUVタイプの車:6,000リエル(約1.5ドル)〜
③3人乗りのトゥクトゥク:3,000リエル(約0.75ドル)〜
④4-6人乗りのクメールタイプのトゥクトゥク:4,000リエル(約1ドル)〜

初めの1kmは上記の料金がかかり、それ以降は1kmあたり約2,000リエルほどです。

 

カンボジアでカードは使えるか?

 カンボジアではほとんどの場所でカードは使えないと思っておきましょう。 

一部高級レストラン、イオンのようなショッピングセンターで使えることもありますが、クレジットカードOKの記載があっても実際は使えないこともあります。 

そのため、できるだけ現金を多めに用意しておくと良いでしょう。

カンボジアのATMで現金はおろせるか?

海外対応のATMは存在するため、手数料はかかりますがお金を下ろすことができます。

その際は屋内の安全なATMを選びましょう。

カンボジアの治安はそれほど良くないため、信頼できる人が近くにいる屋内を選ぶのが無難です。

屋外のATMだと誰が狙っているかわかりませんし、いざという時に助けを求めることもできません。

両替は日本でするのがおすすめ!

両替は基本的に円⇆ドルで構いません。

リエルはカンボジア以外の国で使うことができないため、できるだけ増やさない方が良いでしょう。

レートが良く安全な両替所と考えると、日本で両替するのが一番良いです。

空港に限らず、円⇆ドルのレートが良い両替所でドルに両替していきましょう。

カンボジアの空港・ホテルなどはレートが良くないところが多いです。

 

なお、両替するときはなるべく小さいお金に両替してもらいましょう。

カンボジアで大きいお金を出すと、おつりが用意されていないため使えないことがあります。

 

せいぜい10ドル紙幣、20ドル紙幣までに崩してもらうと良いでしょう。

 

カンボジアでお金を使う際の注意点3つ!

カンボジアでお金を使う際に注意すべきことをお伝えします。

・大きいお金は使えないことあり!

・帰国時リエルはなるべく最小限に!

・おつり合っているかしっかり確認!

 

大きいお金は使えないことあり!

カンボジアで100ドル紙幣、50ドル紙幣のような大きいお金は使えないことがあります。

それは、大きいお金を出すとお釣りが用意されていないことがあるからです。

 

リエルは国外で両替できないから、なるべく最小限に!

リエルはカンボジア国内でしか使うことができません。

また日本でリエル→円に両替することはできないので、現地で全て使うようにしましょう。

 

おつり合っているかしっかり確認!

トゥクトゥクでお金を払った時、マーケットで買い物をした時、おつりがあっているかしっかりと確認しましょう。

日本人はカンボジア人に騙されやすいです。

またリエルという通貨も普段あまり使わないため、おつりが少ないことに気がつかないこともあります。

買い物をするときはなるべく小さいお金で支払いをし、おつりが合っているか確認する習慣をつけましょう。

 

カンボジア行く際にダウンロードすると良いアプリ!これであなたもぼったくられない!

最後に、カンボジアに行く前にぜひダウンロードすると良いアプリを紹介します。

アプリは何かあったときのために、一つだけでなく複数インストールすると良いでしょう。

PassApp

Pass Appとはカンボジアのタクシー・トゥクトゥク配車アプリです。

カンボジアの配車アプリとしてはシェアナンバー1で、スマホですぐにトゥクトゥクを手配することができ料金も表示されるので、交通費をぼったくられる心配もありません。

日本でダウンロードして行くと良いでしょう。

Pass Appの使用方法

使用方法もとても簡単です。

①自分のいる場所を選択

自分がいる場所を地図上でタップすることができるので、今いる住所がわからなくても安心です。

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②車の種類を選択

Rickshawのトゥクトゥクが3人乗りで一番安いです。

基本的に安いトゥクトゥクで問題ないと思いますが、夜など治安が悪くなる時間帯に利用するときは、扉がしっかり閉まる車を選ぶことをおすすめします。

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③降りる場所を選択

「+Add dropoff 」のところから降車場所を選びましょう。

目的地を地図上でタップすることもできますし、住所や建物名・店名を検索して選択することもできます。

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④完了ボタンを押し、あとは待つだけ

乗車位置と降車位置を確認し、「Confirm booking」を押したら、あとはドライバー情報が送られてきてその人を待つだけ。

迎えにきてくれるドライバーが地図上のどの辺りを走行しているかアプリで見ることができるので、迎えを心配する必要もありません。

(万が一ドライバーが自分の居場所と全く違う方向に進んでいる場合、そのドライバーは地図を読めない可能性があります。予約をキャンセルし、もう一度先ほどの手順でドライバーの手配をするか、別の配車アプリを起動して再びドライバーを手配しましょう。)

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Grab

こちらもPassAppと同じく、タクシー・トゥクトゥク配車アプリです。

Glabの使い方は、PassAppとほぼ変わりありませんが、初回の人は無料のクーポンが使えることがあるので、もし良ければ試して見てください。

まとめ

カンボジアのお金にまつわる様々なことを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

カンボジアは日本と全く違う環境であるため、事前にリスクを把握して準備をすることはとても大切です。

皆さんの不安が少しでも解消され、楽しいカンボジア訪問をされることを、心から願っています。